日立システムズ、スマートデバイス向けの統合ライフサイクル管理サービス


 株式会社日立システムズは16日、スマートデバイスの統合ライフサイクル管理サービス「スマートデバイストータルマネージドサービス」を発表した。3月より販売を、4月よりサービス提供をそれぞれ開始する。

 「スマートデバイストータルマネージドサービス」は、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスのライフサイクルを統合管理するためのサービス。単なるアプリケーションや運用サービスを個別提供するのではなく、スマートデバイスの導入計画から調達、初期設定・アプリケーション組み込み、利用期間中のヘルプデスクや紛失・盗難対応などまで、ライフサイクル全般をサポートする。

 また、従来のPCで培った技術やノウハウを応用しており、小規模から数千台クラスの大規模まで提供可能な点も特徴。ほぼすべてのスマートデバイスやキャリア、ネットワークに対応し、複数の形態が混在した環境においても一元的な管理を行えるという。

 さらに、導入時に見落としがちな、社内無線LAN環境の見直しや、電波調整、社内運用ポリシーの改定など、スマートデバイスの周辺システム・運用設計に関しても、コンサルティング、運用設計支援などのサービスを提供。日立システムズの豊富なソリューションの中から適切なシステムを提案するとした。

 加えて、クラウド環境でも利用できる業務アプリケーション開発環境サービスなども、あわせて提供していく予定。情報セキュリティについても、セキュリティソリューション「SHIELD」を展開してきたノウハウを生かして、スマートデバイスに対するウイルス対策や認証などの機能を提供するとのこと。

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(石井 一志)
2012/2/16 14:10