ジャストシステム、ユーザビリティや外部データ連携などを強化したノンプログラマブルWebデータベース


 株式会社ジャストシステムは11日、ノンプログラムWebデータベースソフトの新版「UnitBase 2.0」を発表した。2月29日に発売する。

 UnitBaseは、専門知識のないユーザーでも、ドラッグ&ドロップの操作で容易にWebデータベースを構築できるソフト。顧客管理やお問い合わせ管理、営業管理などのシステムを構築したり変更したり、といった操作が簡単に行えるので、業務システム開発・運用にかかるトータルコストを大幅に削減できるという。

 新版では、ユーザーに次のアクションを促せるよう、コミュニケーション機能の強化を図った。まず、データベースにアクセスした際にポップアップ表示される「データベースガイダンス」機能が追加され、業務指示や注目してほしいレコードについての説明が行えるようになった。

 また一覧画面では、「ハイライト」機能で条件を設定すると、レコードを重要度や緊急度に応じて色分け表示できるため、ユーザーはひと目で注力すべきレコードの把握を行えるとのこと。

 さらに、個々のレコードに対してコメントを入力できるので、関係者間のやりとりなど、関連情報をレコードごとにまとめておけるようになっている。加えて、データに追加や更新があった場合には、随時、メールでユーザーに通知する機能も搭載された。

 このほか、外部データベースからCSV形式で出力されたデータを、Windowsタスクスケジューラでスケジュール実行して定期的に自動で取り込む機能や、Active Directoryと連携したシングルサインオン機能も盛り込まれている。

 価格は、20ユーザーで利用できる「モデル20」の場合で59万円(税別)、年間保守料が11万8000円(税別)。

 サーバーの稼働環境は、Windows 7 Professional/Enterprise/Ultimate(64ビットのみ)、Windows Server 2008 R2 SP1、Windows Server 2008 SP2など。クライアント側では、Internet Explorer 8/7、Firefox 7.0といったWebブラウザが必要になる。

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