CTC、プライベートクラウド構築ソリューション「cloudage FaaST」~リモート運用サービスも提供


 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は5日、クラウド関連サービス「cloudage(クラウデージ)」のラインアップに、プライベートクラウド構築ソリューション「cloudage FaaST」を追加すると発表した。同日より提供を開始する。

 「cloudage FaaST」は、プライベートクラウドの構築に必要なサーバー、ストレージといったハードと、仮想化ソフト、運用サービスをオールインワインで提供するソリューション。ハードと仮想化ソフトを、あらかじめセットアップと動作検証が完了した状態で顧客へ提供するため、通常では3カ月から半年以上の期間を要するというプライベートクラウドのシステム導入を、最短1カ月で行えるという。

 また、最適化された運用設計も事前定義されており、システム導入後数日での利用開始が可能。さらに、プライベートクラウドインフラのために最適設計されたユーザーポータルも用意されているので、顧客のシステムの利用状況を分かりやすく視覚的に把握できるほか、仮想マシンの作成やリソースの再割り当てをウィザード形式で行え、特別な知識を持たないユーザーでも、容易にプライベートクラウドを利用できるとしている。

 運用についても、定常運用や障害時の復旧をCTCのエンジニアがリモートから実施するので、運用・監視業務のアウトソーシングによる運用コスト削減も実現するとのこと。

 価格は、初期導入時が1500万円(税別)から、年間運用費用が400万円(税別)から。

 CTCでは、初期構築工数の削減と運用コストの削減といった両面から、ITインフラにかかるライフサイクルコストを5年間で約4割削減できるとしており、プライベートクラウドの導入を検討している企業や、パブリッククラウドの導入に不安を持っている企業などに、積極的に提供していく考え。今後3年間で80億円の売り上げを見込んでいる。

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