クオリティソフト、端末・セキュリティ管理クラウド「ISM CloudOne」新版
クオリティソフト株式会社は30日、PC/スマートデバイスのクラウド型セキュリティ維持・管理サービス新版「ISM CloudOne Ver.4.0i」を発売した。新版では海外拠点(特に中国)で利用する端末への対応や、各端末のポリシー設定に関する機能などを強化している。
ISM CloudOneは、PCやスマートデバイスを管理し、セキュリティを維持するクラウドサービス。グループ企業で利用できるシステムとなっており、グループ全体のポリシーとして設定したセキュリティ対策を各端末に自動的に適用させることができる。
新版では、スマートデバイス管理として、WiFi・VPN接続ポリシーをリモートで一括設定する機能、海外(特に中国)にある端末の管理機能、脆弱性のある端末の検出とレポート機能を追加した。既存機能としてはこのほか、アプリケーションの起動制御、端末情報の収集と台帳化、端末所有者情報レポート、紛失時の情報保護(遠隔ロック・パスワード変更・データ消去など)などを備える。
また、クライアントPC管理として、外部メディア書き出し制御機能(オプション)の追加、リース・レンタル資産管理機能の追加、ソフトの脆弱性診断機能の強化、日中英言語表示などに対応。既存機能としてはこのほか、Windows Update支援・強制機能、セキュリティレベル診断、ウイルス対策ソフト・セキュリティパッチ脆弱性診断、禁止ソフト検出・軌道制御、セキュリティアラート、ハード・ソフト一覧、ライセンス管理台帳、消費電力削減対策(オプション)などを備える。
参考価格は月額700円(税別)/クライアント。なお、パッケージ版も用意しており、100クライアントの場合で120万円(同)、500クライアントの場合で450万円で提供する。同社は初年度12万ユーザー、4億円の売り上げを目指す。