日本IBM、プライベートクラウド環境に必要な機能を網羅した構築支援サービス


 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は25日、「IBM プライベート・クラウド構築支援サービス」を同日より提供開始すると発表した。

 このサービスは、必要に応じてITリソースを自社内やグループ企業向けに提供できる、プライベートクラウド環境の構築を支援するもの。IBMが提供してきたクラウド関連製品での経験に基づき、プライベートクラウド環境の構築に必要な機能を追加・網羅しているという。

 具体的には、ユーザーからの仮想リソース予約リクエストを受け付けるセルフサービスポータル、標準化した仮想リソースの自動プロビジョニング機能といった基本機能に加えて、既存システムやパブリッククラウドとの連携機能や、仮想リソースの作成時などに企業内で必要とされるワークフロー機能、仮想リソースの管理機能などを用意する。

 このうち連携機能については、ユーザー認証の統合によるシングルサインオンなどを提供するほか、ワークフロー機能では、個々の企業で必要とされるワークフローを、リクエストに応じカスタマイズして提供するのこと。また仮想リソースの管理機能では、仮想サーバーの稼働状況や配置状況、ITリソースの空き状況など、総合的に状況を監視・管理する機能が提供される。

 サービスの価格は個別見積もり。参考として、仮想サーバー10台程度の構成の場合、導入までの所要期間が1カ月程度、料金は700万円程度からとしている。

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