OKI、スマホから社内情報を安全に閲覧できる「EXaaS Mobile Desk」
OKIは17日、スマートフォンから社内情報を安全・簡単に閲覧できるクラウドサービス「EXaaS Mobile Desk」を発表した。オフィスIT機器向けクラウドおよびLCMサービス群「EXaaS SmartWorkspace」の一環として、2012年1月から提供する。
EXaaS Mobile Deskは、社内の情報やシステムをスマートフォンやタブレットから安全かつ簡単に利用できるようにするクラウドサービス。社外からいつでも必要な時に、2タップで社内のドキュメント・メール・スケジュールなどの情報や、指定したWebサイトの新着情報を確認できる。
外出先からの利用にあたっては、その日に必要なファイルやWeb上の新着情報をひとまとめにして、EXaaS Mobile Desk上に利用者ごとに用意される「マイノート」に格納しておく。注目しているWebページの更新を自動収集する「新着情報収集機能」も備える。
また、既存の業務システムも変更なしでスマートデバイスと連携可能。HTML内から特定のデータを抽出する「スクリーンスクレイピング機能」や、複数のWebサイトの情報やサービスを1つにまとめて利用する「webアグリゲーション機能」、それらを1度の認証で利用可能にする「シングルサインオン機能」などを組み合わせ、スマートデバイスでの高い操作性を生かしたアプリケーションを個別に開発。サービスとして提供する。
このほか、社内のIP-PBXと連携するスマートデバイス向けアプリ「Com@WILLソフトフォンスマート」も提供。社外から内線電話を利用できるようにする。セキュリティ面では、認証・暗号化により安全な通信を行う「VPN接続機能」、端末の資産管理とセキュリティ管理を行う「端末管理機能」を基本機能として提供。
端末管理機能では、端末情報収集、不正なアプリのインストール・利用禁止、ネットワーク接続制限、リモートロック、消去などのリモート制御機能が利用できる。同機能はオフィス内のIT機器の導入から運用管理までを担う「EXaaS PC-LCMサービス」と連携させることで、オフィス内のPCも含めた総合資産管理も可能という。
価格は、基本利用料が月額1300円(税別)/台から、IP内線電話機能利用料が月額1800円(同)/台から、業務システム連携機能利用料が個別見積り。