マクニカネットワークス、プライベート/パブリックの両クラウドを連携させる「Citrix CloudBridge」を販売
マクニカネットワークス株式会社は、シトリックスのクラウド連携ソリューション「Citrix CloudBridge」を11月18日より販売する。価格は82万5000円(税別)から。
「CloudBridge」は、プライベートクラウドとパブリッククラウド間をシームレスにつなぐソリューション。両クラウド環境を接続する仮想トンネルを提供する「L2ネットワーク・ブリッジング」機能により、プライベートクラウド内のリソースが不足した場合に、アプリケーションやネットワークを変更することなく、パブリッククラウドのリソースを利用できるようにする。
またアクセス時には、ネットワークの遅延や帯域幅の制限を最小化するWAN高速化技術が適用され、ネットワーク性能を最大限発揮できるほか、トンネル内を流れるIPトラフィックはすべて暗号化されているため、セキュリティは確保されているとのこと。さらに、通常のアプリケーションスイッチとしても動作するので、サーバーに対する可用性も担保可能。広域負荷分散機能も統合され、もっとも応答性がいいデータセンターからサービスを提供したり、ユーザーが移動した場合は一番近いデータセンターからサービスを提供したり、といったことも行える。
加えて、重要なデータや機密情報をプライベートクラウド内で管理したまま、Webサーバーアプリケーションサーバーなどを、必要に応じてパブリッククラウド上へ移動可能。これによって、パブリッククラウドサービスを利用する上での、セキュリティ上の懸念も一掃できるとした。
導入にあたっては、専用の物理アプライアンス「CloudBridge MPX7500」、あるいは仮想アプライアンス「CloudBridge VPX10/VPX200」のいずれかから選択できる。また、またNetScaler OS 9.3より、既存のCitrix NetScaler MPX/VPXのPlatinum Editionの追加機能としても利用可能だ。