NEC、処理速度を4倍にした音声認識・議事録作成ソフト「VoiceGraphy 2.0」


 日本電気株式会社(NEC)は25日、音声認識議事録作成支援ソリューションの新版「VoiceGraphy 2.0」を発売した。出荷は28日より。

 VoiceGraphyは、音声認識技術で議事録作成を支援する製品。これまで自治体・一般企業・医療機関・学校・労働組合などさまざまな分野での議事録作成支援、テロップ/ニュース原稿作成などで多くの実績があるという。

 新版では、音声ファイル認識機能における入力プロセスと音声の特徴量データ抽出処理を強化することで、音声認識の精度を維持しながら、認識処理速度を従来比最大4倍に高速化した。これにより、議事録作成の時間短縮に加え、アーカイブシステムなどのマルチメディアコンテンツを大量に扱うシステムでの活用も可能になったとする。

 価格は、音声を認識し文字に変換する「音声認識サーバ」が180万円(税別)、認識された文字データを編集する「編集ツール」が60万円(同)/編集PC台数、音声を認識するための辞書「言語モデル」が300万円(同)。オプションとして、音声認識サーバ・編集ツールが複数の場合やリアルタイム音声認識中に編集作業をする場合に利用する「データ管理サーバ」が60万円(同)。

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