NISSAY IT、預金保険機構の名寄せシステムをオープン化


 ニッセイ情報テクノロジー株式会社(以下、NISSAY IT)は25日、メインフレーム上で稼働していた預金保険機構の名寄せシステムを、6月にオープンシステムへ完全移行したと発表した。なお、オープン化にあたってはリホストの手法を利用しているという。

 預金保険機構では、名寄せ、および金融整理管財人業務などに用いるシステムについて、「預金保険機構基幹業務・システム等の最適化方針」に基づき、次期システムの構築を進めている。今回NISSAY ITは、その中で推進されている名寄せシステムのオープン化計画に参画し、日本ティーマックスのリホスト製品「Tmax OpenFrame」をベースとしたソリューションを提供した。

 移行対象システムはCOBOL言語で約260万ステップの規模で、2009年8月から移行作業を行い、2011年6月にメインフレームから完全移行を実施。以降、安定稼働を実現しているとした。

 なお、メインフレーム運用時と比べて各業務の処理時間が20~30%短縮され、コストも40%程度削減されたと、NISSAY ITでは推測している。

関連情報