日本HP、HP FlexNetworkアーキテクチャに基づくスイッチ新5製品
HP FlexNetworkアーキテクチャ |
日本HPは20日、HP FlexNetworkアーキテクチャに基づいた新しいネットワーク製品を発表した。データセンター向けにトップオブラック(ToR)スイッチ「HP A5900」「HP A5830」を提供。中小規模向けにエンタープライズコアスイッチ「HP A10500」、エッジ向けのボックススイッチ「HP E3800」、ローエンドのレイヤ3スイッチ「HP E2620」を提供。12月より順次出荷する。
HP A5900/HP A5830は、10Gigabit Ethernet(GbE)×48/10GbE×4を搭載するToRスイッチ。3Comのスタック技術「IRF」に対応し、最大4台のスイッチを論理的に1台として稼働できる。TRILL(TRansparent Interconnection of Lots of Links)/SPB(Shortest Path Bridging)といったスタック技術にも対応し、IRFと組み合わせた運用も可能。また、「DCB」「FCoE」といった次世代プロトコルや、仮想スイッチの処理(ACL/QoS/可視化)をスイッチハードウェアに肩代わりさせる「VEPA」にも対応する。
加えてHP A5830には、1GBの大容量バッファを搭載。予測不能なバーストトラフィックに対応する。前面から背面/背面から前面の排気を選択することも可能。
HP A5900は2012年春より出荷で価格は未定。HP A5830は12月より出荷で158万円(税別)から。
HP A5900のスペック | HP A5830のスペック |
HP A10500の特長 |
HP A10500は、スイッチング容量2.6Tbpsを実現するシャーシ型エンタープライズコアスイッチ。モジュールあたり160Gbpsの広帯域をサポートし、40GbE/100GbEにも対応する予定。価格は400万円(同)からで、12月より出荷する。
HP E3800は、有線・無線を統合するスタッカブルスイッチで、最大5台までのメッシュ型スタックに対応するのが特長。リング/チェーン型よりも遅延を小さくできる。価格は45万8000円(税別)からで、12月より出荷する。
HP E2620は、10万円未満での提供を予定する10/100Mbpsのレイヤ3スイッチ。IEEE 802.1X認証/MAC認証/WEB認証に対応し、sFlow/RIPルーティングもサポートする。
HP E3800の特長 | HP E2620の特長 |