みずほ情報総研、日本HPのソフトを用いた「テスト自動化・最適化ソリューション」


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)とみずほ情報総研株式会社(みずほ情報総研)は17日、テスト支援ソフトウェア分野で協業すると発表した。これに伴い、リセラー契約、およびHPソフトウェアの一次サポート窓口を担う「SVI」契約を両社が締結し、HPソフトウェアを利用した「テスト自動化・最適化ソリューション」を、みずほ総研が提供開始する。

 このソリューションは、日本HPのテストツールと、みずほ情報総研が培ってきた、ミッションクリティカルシステムにおけるテストプロセス改善ノウハウを組み合わせたもの。現状テスト工程をプロセス・組織・手法の観点で分析し、最適なテスト管理、実施について提言する「テスト工程全体コンサルティング」や、機能テスト状況の確認により、自動化導入で省力化できる範囲の特定と自動化ツールの導入支援を行う「機能テスト改善コンサルティング」、性能・負荷テストの要件からテスト実施プロセスを確認し、実施の最適化を支援する「性能・負荷テスト改善コンサルティング」などを提供する。

 また、ソースコードを預かって、品質とセキュリティの観点から問題を診断し、改善レポートを提示する「ソースコード品質・セキュリティ問題チェックサービス」、HPソフトウェア販売と保守サービスの提供、必要に応じたトレーニングや導入支援などを行う「HPソフトウェア販売・保守、導入支援サービス」も用意された。

 なおこれらのサービスでは、要件管理と品質管理の統合ソリューション「HP QualityCenter」(以下、HP QC)、ソースコード解析ツール「HP Fortify」、性能・負荷テストツール「HP LoadRunner」、機能テスト自動化ツール「HP QuickTest Professional」(以下、HP QTP)の4製品を使用する。

 なお両社では、みずほグループのみならず、地銀をはじめ生損保など、ほかの金融機関や一般法人向けに「テスト自動化・最適化ソリューション」の提案活動を展開し、3年間で10億円の売り上げを目指すとしている。

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(石井 一志)
2011/10/17 15:00