コールセンターやECサイトを72時間で構築可能、NTTデータがクラウド新メニュー
株式会社NTTデータは14日、企業向けパブリッククラウド「BizXaaSプラットフォームサービス」の新たなラインアップとして、4月より「BizXaaSコンタクト」「BizXaaS EC」を提供すると発表した。
BizXaaSコンタクトは、コンタクトセンターに必要な機能をクラウドで提供するサービス。ユーザー企業は顧客からの問い合わせや申し込みをCRMに活用できるコール管理機能などを備えたシステムを、「最短72時間で利用可能。通常数カ月かかるシステム構築期間を大きく短縮できるため、急増な増席や拠点の移動による利用条件の変化などに迅速に対応できるとしている」(NTTデータ)。
ソフトウェアには、テクマトリックスが開発する「Fastシリーズ」を活用。コンタクトセンターCRMシステム「FastHelp」、製薬業界くすり相談CRMシステム「FastHelp Pe」、プロモーション支援CRMシステム「FastPromo」、CRM視点で考えられたFAQシステム「FastAnswer」のシリーズ全製品をサービス提供する。
課金体系は、登録ID数課金ではなく、余分なコストがかからないように同時ログインユーザー数課金を採用。1ログインユーザーあたり7500円/月から。
BizXaaSコンタクトの活用イメージ |
一方のBizXaaS ECは、ECサイトに必要な機能をクラウドで提供する。あらかじめ150を超える「使える」(同社)機能を実装しており、こちらも「最短72時間でECサイトが構築できる」という。
ソフトウェアには、NTTデータ・アールのEC向け業務アプリケーション「e-boss Frontシリーズ」を活用し、機能の追加・カスタマイズへの柔軟な対応を実現。150を超える機能を実際に画面で確認しながら構築できるため、容易にイメージ通りのECサイトが立ち上げられるという。
BizXaaS ECの活用イメージ |
対象は、BtoC事業を展開する企業。NTTデータでは2013年度末までに、BizXaaSコンタクトで3億6000万円規模、BizXaaS ECで1億5000万円規模の受注を見込む。