ストレージ仮想化ソフト「VVAULT」、接続ストレージ数無制限版も無償化


 株式会社オレガは5日、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT」のライセンスのうち、PC上で利用する個人向けの「VVAULT Personal」を無償化した。

 VVAULTは、Windows OS上で複数のストレージを統合(容量プール化)して仮想ドライブを構築するソフト。内蔵ストレージ、USBストレージ、NAS、SANなど異種混在ストレージを1つに束ねて仮想的な論理プールを構築できる。

 従来、接続ストレージ数×2台までの無料版「VVAULT Basic」と、接続ストレージ数無制限でPCにインストールする個人向け「VVAULT Personal」(月額525円)、同じく無制限でサーバーにインストールする企業向け「VVAULT Professional」(月額1万500円)の有償版をラインアップしていた。

 ストレージ仮想化ソフトの無償版で話題となった「VVAULT Basic」だが、オレガによれば「3月3日のリリース後2日間で1000ダウンロードを達成し、多くのユーザーからさまざまな意見をいただいた。その中でも『無償版の接続ストレージ数が2台までという制限が残念』という声がTwitter上などに多く見られ、当初の想定以上に個人のニーズが高いことが分かった」という。

 そこで「VVAULT Personal」(月額525円)を無償化すると発表。PC版なので対応OSはWindows XP/Vista/7のみとなるが、接続ストレージ数を気にすることなく無制限に利用可能となる。

 オレガでは「今後の機能追加時に有償版をリリースする場合も別ライセンスとし、VVAULT Personalは永続的に無償提供する」とコミット。さらに「すでにVVAULT Personalを購入したユーザーには3月の課金分を返金する」との姿勢も見せている。

 なお「VVAULT Personal」の無料ライセンスを発行・適用するためには、製品サポートサイト「VVAULT カスタマーズ・スクエア」にログインし、ライセンス発行手続きを踏む必要がある。詳細は、製品Webサイト(http://vvault.jp/)に掲載している。

VVAULT 新ライセンス体系
ライセンスVVAULT BasicVVAULT Personal
(個人向け)
VVAULT Professional
(法人向け)
価格(税込)無料無料月額1万500円
接続ストレージ数2無制限無制限
対応OS(Windows)XP/Vista/7、Server 2003/2008 R2XP/Vista/7XP/Vista/7、Server 2003/2008 R2
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