コアマイクロ、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT」のアプライアンス版


 コアマイクロシステムズ株式会社(コアマイクロ)は28日、既存のNAS・ファイルサーバーを仮想化・統合するハードウェアアプライアンス製品「Filer MAGIC」を発表した。株式会社オレガのストレージ仮想化ソフト「VVAULT」を活用している。4月より出荷する。

 Filer MAGICは、ストレージを仮想化するアプライアンス製品。Windows OS上で複数のストレージを階層化して統合された仮想ドライブを構築するサーバーソフト「VVAULT」を活用。複数のストレージを「シングルNAS」に変え、一元的なバックアップやNASアクセスの高速化を可能にする。

 加えてハードウェアの機能により、HAクラスタ、ボリューム暗号化、重複排除などにも対応。大容量DRAMキャッシュ・SSDキャッシュアクセラレーションの搭載により、「VVAULTの性能を引き出せる」としている。

 ラインアップは、オプションでレプリケーションに対応する「Filer MAGIC」と、標準でフェイルオーバーに対応する「FilerMAGIC HA」。クアッドコアXeon×2個、Windows Storage Server 2008 R2を搭載。7TBから最大133TBまでの容量拡張に対応する。

関連情報