Amazon、大量メール送信のためのクラウドサービス「Amazon SES」開始


 米Amazon Web Services(AWS)は25日、大量メール送信インフラを企業や開発者向けに提供するクラウドサービス「Amazon Simple Email Service(Amazon SES)」を発表した。AWSの他のサービスと統合されており、Amazon EC2などでホスティングしているアプリケーションからのメール送信も簡単に行えるとしている。

 利用料金は1000通につき0.10ドルだが、Amazon EC2の利用者は、Amazon EC2またはAWS Elastic Beanstalkから送信するメールが1日2000通まで無料となる。このほかデータ転送料が発生する。

 Amazon SESでは、コンテンツフィルタリング技術により送信メールをスキャンし、メッセージがISPの標準を満たしていないような場合は、修正が必要だとして送信主に差し戻されるという。スパムメールなどと判断されてしまうことを防ぎ、メールの到達率を上げられるわけだ。

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