日本HP、同時ユーザー数による課金方式を採用したSaaS型Web会議システム「Virtual Rooms」


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は18日、SaaS型のWeb会議システム「HP Virtual Rooms」を発表した。全世界のHP従業員約35万人がすでに利用している、実績のあるシステムとのことで、販売は3月1日より開始される。

 HP Virtual Roomsは、インターネット接続環境とWebブラウザがあればすぐに利用できる、SaaS型のWeb会議システム。特別な設備を用意することなく、オンライン上でのミーティングや顧客とのブリーフィング、イベントなどを簡単に開催できるという。

 Web会議の機能としては、ビデオ(Webカメラ)、音声(VoIP)に標準対応するほか、プライベート/グループのチャット、アプリケーション共有、デスクトップ共有、ホワイトボード&編集ツール、アンケートツール、質問ツールといった機能を搭載する。また、256ビットのSSL AES暗号化によって、セキュリティを確保した。

 ライセンスモデルは、同時使用ユーザー数のみで課金を行う独自方式を採用しており、従来のWeb会議システムのように、従業員数分のライセンスプールを購入しなくても済むため、導入コストの大幅な削減が可能。登録ユーザーは、1人あたり10ルームまでの作成を行えるほか、1ルームあたり100MBのコンテンツを蓄積できる。また、60日間・10ユーザーの試用も可能で、本格導入前のテストも行えるとのこと。

 なお、サポートは24時間の電話サポートが提供されるが、日本語には逐語訳での対応になるとしている。

 価格は、26同時ユーザーの場合で56万196円から。

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(石井 一志)
2011/1/18 11:31