エスプリとクラスキャットが提携、“集合知”活用ツールをアプライアンス化


 株式会社エスプリと株式会社クラスキャットは12日、自治体、中堅・中小企業ならびにホスティング事業者向けクラウド・ソリューション分野で販売提携を行うと発表した。この提携に伴い、両社の製品を統合ソリューションとして提供開始する。

 具体的には、エスプリが開発しているデータ管理ソフト「ナレッジャー」と、クラスキャットのインターネットサーバー構築ツール「ClassCat Cute Server Manager Enterprise Edition」を組み合わせ、「ナレッジャー for ClassCat Cute」の名称でアプライアンスサーバー化した。主な販売対象としては、自治体、中堅・中小企業を想定しているという。

 また、ホスティング事業者向けには、「ナレッジャー」とクラスキャットの「ClassCat Cloud Enterprise Edition」を統合環境としてアプライアンス化した「ナレッジャー for ClassCat Cloud Enterprise Edition」を提供する。

 なお、中核になる「ナレッジャー」は、Web入力フォームからデータベーステーブルを自動生成し、“集合知”の活用を促進するソフトで、企業で日々発生する情報をリアルタイムにデータベース化し、経営に生かせるようになるほか、自治体では、庁内情報管理、FAQ、アンケート、意見箱などに利用して、住民満足度向上にも役立てられるとのこと。

 価格は、ナレッジャー for ClassCat Cuteが180万円(税別)から、ナレッジャー for ClassCat Cloud Enterprise Editionが450万円(税別)から。

関連情報
(石井 一志)
2011/1/12 15:31