クリアスウィフト、暗号化機能や言語対応を強化したメールセキュリティゲートウェイの新版


 クリアスウィフト株式会社は16日、メールセキュリティゲートウェイの新版「CLEARSWIFT SECURE Email Gateway 3.2.3」と、Webセキュリティゲートウェイの新版「CLEARSWIFT SECURE Web Gateway 2.2.2」を販売開始すると発表した。従来同様、デルのサーバーハードウェアに組み込まれたハードウェアアプライアンス、ソフトウェアアプライアンス、VMware環境向けの仮想アプライアンスが提供される。

 CLEARSWIFT SECURE Email Gatewayは、メールを安全にやりとりできるようにするSMTPゲートウェイ。コンテンツフィルタリングによる企業機密の漏えい対策や、メール誤送信対策、ウイルス対策、迷惑メール(スパム)対策などの機能を統合している。

 新版では、メッセージの完全暗号化に対応し、メール本文や添付ファイルのみならず、件名までも自動暗号化できるようになった。これにより、ユーザーが誤ったあて先にメールを送ってしまった場合でも、件名すら見ることができないので、情報の機密性が保たれるという。

 また、送受信者へ送られる暗号化通知/パスワード通知メッセージが、日本語、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、中国語(簡体字・繁体字)の9言語対応になったほか、JISコード、シフトJISコード、JISコードの一部の特殊文字をサポートするなど、メッセージの対応言語を強化している。

 価格は、50ユーザーで36万円(税別)から。

 一方のCLEARSWIFT SECURE Web Gatewayは、Webトラフィックに対するフィルタリング機能を提供するゲートウェイ。新版では、Web経由の情報漏えいや、ウイルス/スパイウェアなどの外部脅威への防御機能をさらに強化した。

 価格は、50ユーザーで60万円(税別)から。

 なお、CLEARSWIFT SECURE Web Gatewayに関しては、他社製Webセキュリティ製品のユーザー(250ユーザー以上)を対象に、特別価格で提供するキャンペーンを開始した。他社製品の保守期限が残っているユーザーに対しては、残り期間を補完した延長ライセンスを提供するという。期間は2011年3月末まで。

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