大塚商会、Oracle DBユーザー向けのデータ移行サービス
システム更改時などの業務停止時間を短縮


 株式会社大塚商会は18日、Oracle Databaseユーザー向けのデータ移行サービス「オラクル楽々データ移行サービス」を発表した。データベースを停止させずにデータ移行を行うため、従来のオフラインコピーの手法と比べて、業務停止時間を従来の約1/20に短縮できるという。

 オラクル楽々データ移行サービスは、データベースを停止せずに、仮想システムへの移行やサーバーの能力増強などを行えるようにするサービス。株式会社ワイディーシーが開発したバックアップ/リカバリソフト「Standby Express 3G」を活用することで、データベースを停止させないオンラインコピーを行うほか、差分データの移行を自動化して、業務停止時間を最小限に抑えられる点が特徴という。

 また、データベース移行時間が大幅に伸びることがなく、サーバー切り替えのタイミングがずれないので、業務再開の時間を指定しやすくなる効果もあるとのこと。さらに、大塚商会の技術者が、データ移行計画立案支援から移行作業、完了レポート提出までをワンストップで提供。これによって、データ移行が初めてというユーザーでも、安心してシステムの増強や入れ替えを進められるとしている。

 ラインアップは、Oracle Database Enterprise Editionを対象とした「松コース」が100万円(税別)から、Oracle Database Standard Editionを対象とした「竹コース」が65万円(同)から。

 なお、大塚商会では、24時間稼働が求められるECサイトのシステム増強や、Webサービスなどで、ハードウェア更新に伴ってデータ移行を行いたい企業などを主な対象として考えており、年間30社への提供を目標としている。

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