YDC、Oracle Database向けバックアップソフト「Standby Express 3G」


 株式会社ワイ・ディ・シー(以下、YDC)は12月9日、Oracle Database向けのバックアップソフト「Standby Express 3G」の販売を開始した。

 Standby Express 3Gは、Oracle Databaseの「Standard Edition」「Standard Edition One」上のアーカイブログを、あらかじめ用意したスタンバイデータベースへ自動転送するもので、本番機に障害が発生した場合、即時にスタンバイ機へ切り替えられる。

 ログデータの転送間隔は任意に設定でき、万が一、途中で回線切断しても次の同期タイミングで差分を転送することが可能。スタンバイ機への切り替えは、GUI管理コンソールから簡単な操作で即時実行することもでき、災害対策、ローカルバックアップ、ECサイト運営会社でのデータ検索など多用な用途で利用できるという。

 サーバー側の動作環境としては、UNIX/Linux/Windowsに対応。Oracle Database 9.2.0.3以上で利用できる。

 価格は110万円。YDCでは「瞬時にデータリカバリを行い、データロスもほとんど発生しないハイエンドのストレージ製品を採用したバックアップシステムが億単位のコストがかかるのに対し、非常に安価な価格で導入できるのがメリット」としている。

 今後、積極的に販売代理店との協業を推進し、初年度500ライセンスの販売を見込んでいる。


(川島 弘之)

2009/12/9 17:58