ソリトン、スマートフォンやiPadも識別できる検疫アプライアンス


スマートフォンの検知画面

 株式会社ソリトンシステムズ(ソリトン)は15日、米ForeScout Technologies製の検疫・IPSアプライアンス新版「CounterACT Ver.6.3.4」を発売した。

 CounterACTは、専用エージェント不要の検疫アプライアンス。ゼロデイ攻撃に対応した振る舞い検知型IPSを標準実装しているので、検疫をパスした端末が万が一新種のウイルスに感染しても、検知・防御できるという。

 新版では、ネットワーク機器の識別機能が強化され、PC・プリンタ・ネットワーク機器だけでなく、iPhone・Androidなどのスマートフォン端末やiPadなどもデバイス識別が可能となった。このような非PC端末に対して、「指定サーバーへの通信のみ許可、それ以外は遮断」といった細かい通信制御ができるとともに、任意のWebメッセージ表示やネットワーク利用申請フローへ誘導することも可能。あらかじめ登録したスマートフォンであれば、MACアドレスリストを基に通信の制御も行える。

 そのほか、ユーザー向けメッセージ表示機能を強化し、Webメッセージだけでなく、タスクトレイでのバルーンメッセージに対応。管理GUIを強化し、IPアドレスベースの一覧表示だけでなく、稼働プロセスや稼働サービスごとの表示に対応した。

 価格は、275万円(税別)から。出荷開始は12月の予定。既存ユーザーには、バージョンアップファイルを提供する。

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(川島 弘之)
2010/10/18 06:00