日本IBM、500万円を切る中堅企業向けDWHアプライアンス


 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は14日、データウェアハウス(DWH)アプライアンス「IBM Smart Analytics System 1050」「同 2050」を発表した。いずれも中堅企業向けに、低価格でDWH環境を構築できるようにした製品。提供は同日より開始される。

 IBM Smart Analytics Systemは、容易にDWH環境を構築可能なアプライアンス。OLAP機能やマイニング機能、「IBM Cognos 8 BI」によるBI機能などを備えながらも、今回発表されたエントリーモデルのIBM Smart Analytics System 1050では、最短12日での導入と、500万円を切る価格からの導入を可能にしている。

 また、常に分析処理の統計を蓄積し、頻出するデータ列を記憶して活用する「自動チューニング機能」を持つため、迅速な分析結果の抽出が可能になったとのこと。さらに、作成されたグラフやレポートなどを、アイコンを使ったわかりやすい操作でOfficeアプリケーションに挿入する機能も備えており、手軽に情報活用を開始できる。

 新モデルのうち、IBM Smart Analytics System 1050は、ユーザースペースが330GB~3.3TB、ストレージ容量が600GB~6TB、メモリが16GB~24GBで、価格が491万8400円から。IBM Smart Analytics System 2050は、ユーザースペースが3.3TB~13.2TB、ストレージ容量が6TB~24TB、メモリが16GB~64GBで、価格が1203万7800円から。

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