BIGLOBE、データ遠隔消去サービスにPC100台以上の大規模向け新メニュー


 BIGLOBEは27日、企業向けのデータ遠隔消去サービス「リモートワイプ」を強化し、大規模ユーザー向け新メニュー「エンタープライズプラン」を追加すると発表した。

 リモートワイプは、PCの盗難や紛失が発生した場合に、インターネット接続可能なPCから、あらかじめ専用ソフトをインストールし設定した対象PCのデータを遠隔消去できるサービス。

 従来、1社100台以下のPCを対象とした中小企業向けの「スタンダードプラン」を提供していたが、100台以上の企業を対象とした「エンタープライズプラン」を追加する。これにより、企業は利用規模に応じて最適なメニュー選択が可能となる。

 大規模向けの管理機能として、CSVファイルによるクライアント情報の一括登録、サイレント(自動)インストールに対応。数百台以上の規模でも、管理者の負担を最小限に導入できるという。また、管理者を複数人登録でき、権限に応じて操作を制限できるため、部署ごとの職務分掌も実現する。

 また、クラウド上に企業ごとの専用環境を提供するため、ネットワーク接続制限、サーバーとの通信間隔の設定など、自由度の高い設定が可能。企業独自のセキュリティポリシーに合わせて利用できるという。

 データ消去にあたっては、一定時間サーバーへのアクセスがなかった場合に、消去対象データを自動消去する「時限消去機能」も実装。盗難・紛失時にインターネット接続がされず、消去命令が出せない場合もデータを消去できる。

 初期費用は、「独自ドメイン利用設定費用」と「SSLサーバ証明書設定費用」を含んで24万1500円。月額費用は、サーバー利用料が15万7500円、クライアント利用料が378円/台。申し込みは5台からとなる。このほか「独自ドメイン取得代行」「DNS代行」「SSLサーバー証明書取得代行」などのオプションメニューも提供する。

関連情報