BIGLOBE、中小企業向けの遠隔データ消去サービス「リモートワイプ」


 NECビッグローブ株式会社(以下、BIGLOBE)は5月24日、ノートPCの紛失・盗難に伴う情報漏えい対策として、SaaS型のデータ遠隔消去サービス「リモートワイプ」の提供を開始した。対象は中小企業。

 リモートワイプは、盗難・紛失したPCのデータを遠隔から消去できるサービス。「121ware.com」で個人向けに提供している「遠隔データ消去サービス」に一元管理機能を追加したもの。サービス基盤には、ワンビのデータ遠隔消去ソフト「トラストデリート」を採用している。

 専用ソフトをインストールした対象PCを、管理サーバーに登録しておくだけで利用可能。盗難・紛失時に、インターネットに接続可能なPC、ケータイ、スマートフォンから消去指示を送れる。消去指示後は、対象PCがインターネットに接続された瞬間にデータを消去。一定時間、インターネットに接続されない場合も、対象データを不可視化して情報漏えいを防止できる。

 今回、新たにサービス化するにあたり、持ち出しPCの一元管理機能を搭載。設定を徹底し、情報漏えいリスクを抑えるほか、導入の手間を削減可能。管理者は消去完了した旨を、管理画面やメール通知によって把握できるため、PC紛失時の迅速な対処や確認が可能となっている。

 対象は中小企業。価格は月額315円/台から。BIGLOBEでは、3年間で累計3万ID、売り上げ2億円を目指す。




(川島 弘之)

2010/5/24 18:04