ゼットスケーラー、クラウド型のメールセキュリティサービス-Web保護との統合を実現


 ゼットスケーラー株式会社は12日、クラウド型の「Emailセキュリティサービス」を提供開始すると発表した。以前から提供してきたクラウド型のWebセキュリティサービスと機能統合されており、包括的なセキュリティ対策を実現する。

 ゼットスケーラーのWebセキュリティサービスでは、インターネット上のサイトへのトラフィックをZscalerのクラウドに転送し、HTTP/HTTPSに対する、ウイルス/スパイウェア対策、URLフィルタリング、DLP(情報漏えい防止)などの機能を提供してきた。ワールドワイドでは、2008年のサービス開始以来、140を超える国と地域の、数百万ユーザーがサービスを利用しているという。

 今回発表されたEmailセキュリティサービスを利用すると、メールに対してもセキュリティを提供できるようになる。メールに対するクラウドセキュリティサービスは、昨今では珍しいものではないが、ゼットスケーラーのメリットは、Webとメールのセキュリティが完全に融合されている点だという。

 具体的には、単一のユーザーインターフェイスから管理できるほか、ディレクトリ情報などのリソース共有、統合レポートなども実現されているとのことで、これによって、包括的なセキュリティ管理と、システム管理の簡素化が図れるとしている。

 セキュリティ機能としては、ウイルス/スパイウェア対策、迷惑メール(スパム)/フィッシングメール検知、SMTP/Webメールに対する情報漏えい対策などを提供。また、柔軟なポリシーに基づいたメールフローや暗号化の適用も行える。

 価格は、規模や選択するサービスによって異なり、1ユーザーあたり100円~500円程度。サービスは、メール、Webの両方を利用することも、どちらか一方だけ利用することもできる。

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