東陽テクニカ、10GbE対応の大容量ネットワークアナライザ


Premium3

 株式会社東陽テクニカは6日、大容量ネットワークアナライザ「Network Time Machine」の新シリーズを発表した。10Gigabit Ethernet(10GbE)対応モデルや最大60TBのパケットキャプチャ用HDD搭載モデルなど、3タイプを新たに販売する。

 Network Time Machineは、ネットワークからキャプチャしたパケットを直接大容量HDDに書き込んでいくネットワークアナライザ。今回、新モデルとして「Express3」「Standard3 EA」「Premium3」の3タイプを発売。従来モデルに比べ、キャプチャ性能/容量を一層強化したモデルで、高トラフィックネットワークにおいても重要なデータを逃さず、余裕を持って対応できるという。

 また「Atlasインデックス機能」により、IPホスト、コネクション、HTTPアクセス、VoIP通話などのリストを基に、目的のパケットを簡単に抽出可能。データの検索時間を大幅に短縮し、高率なパケット解析が可能という。

 Express3は、1Uラックマウント型のエントリーモデル。小型ながら1TBのキャプチャ容量をサポートし、1GbE回線×4ポートまでの同時キャプチャに対応する。

 Standard3 EAは、より長時間の連続データ記録に対応する、標準20TBのHDDを装備したモデル。オプションにより最大60TBまで拡張可能。キャプチャ性能にも優れ、1GbE回線において4ポート同時に合計4Gbpsのトラフィックレートまでロスなくキャプチャできるという。

 Premium3は、10GbEに対応するハイパフォーマンスモデル。10GbE回線において2ポート同時に合計10Gbpsのトラフィックレートまでロスなくキャプチャ可能。HDD領域はRAID 5で構成され、重要なデータを確実に保全できる。

 価格は398万円(税別)から。東陽テクニカでは、シリーズ合計で年間200台の販売をめざす。

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