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パケットを直接大容量HDDへ書き込むネットワークアナライザシステム3製品


Portable2

Premium2
 株式会社東陽テクニカは8月22日、大容量ネットワークアナライザソフトウェアの新版「Network Time Machine 6.5」のリリースにあわせ、同ソフトウェアを搭載した新アプライアンスを販売開始すると発表した。価格は698万円から。

 Network Time Machineは、ネットワーク障害解析などに利用するネットワークアナライザ。ネットワークからキャプチャしたトラフィックを直接HDDへ書き込むのが特徴で、パケットを取りこぼしなく、長期間キャプチャできるという。またキャプチャ作業と並行して、リアルタイムでの解析やアラート検出も可能とのこと。

 今回は、ラインアップに3モデルを新たに追加する。発売されるのは、「Portable2」「Standard2」「Premium2」の3タイプ。いずれも、キャプチャしたパケット情報をインデックス化する新機能「Atlasインデックス」オプションを利用可能で、IPホスト、コネクション、HTTPアクセス、VoIP通話などのリストをもとに、蓄積されたデータから目的のパケット情報を簡単に抽出できる。

 新モデルのうちPortable2は、持ち運び可能なポータブルPCを本体に採用。1.6TBのパケットキャプチャ用ストレージを内蔵し、障害地点に持ち込んでの連続キャプチャに対応する。Standard2は、2Uラックマウント型の筐体に1.5TBのストレージ、4基のGigabit Ethernetポートを備え、同時に2Gbpsまでのトラフックをキャプチャできる。最上位のPremium2はラックマウント型の筐体に3.8TBのストレージを搭載し、より長時間の連続データを記録可能。ストレージ部とコントロール部が独立した構造になっているため、ストレージは、最大11.4TBまで拡張を行えるという。



URL
  株式会社東陽テクニカ
  http://www.toyo.co.jp/
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.toyo.co.jp/news_doc/56117_NTM6.5.pdf


( 石井 一志 )
2008/08/22 12:02

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