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HOYAサービス、実機を用いてDynamics AX新版の機能検証を行うサービス

 HOYAサービス株式会社は24日、日本マイクロソフトのERPソフトウェア「Dynamics AX」向けに機能検証サービスを提供開始すると発表した。日本マイクロソフトでは、3月にERP「Microsoft Dynamics AX クラウド」を提供しているが、この最新版を対象に、製品が顧客の要件に対してどのようにフィットするかを、実機(実環境)を用いて確認するという。

 HOYAサービスではこれまでも、Microsoft Dynamics AX、および、その機能を拡張した「組立加工系生産管理テンプレート」を活用して、製造業を中心とした顧客の基幹システム構築を支援してきた。

 しかし中堅企業では、基幹システム構築の計画を策定したいが、システム要員が少なく業務要件がまとめられない、コンサルタントを雇うにも予算が厳しいといった悩みがあるという。また、Dynamics AXを実際に使用して自社の業務に適合するかを確認したいといったニーズもあるとのこと。

 そこで、こうした悩みをかかえる企業向けに、基幹システムの構築計画を短期間・低価格で策定する「ERP情報化企画サービス」を提供してきたが、Dynamics AXの新版が提供開始されたことも考慮し、同サービスの新たなメニューとして「Dynamics AX 新版の機能検証サービス」がラインアップされた。

 このサービスでは、顧客の要件確認、要件にあわせた標準機能のパラメータ設定、実機利用方法の説明、実機利用におけるQ&A対応、実機利用結果のまとめをワンセットにして提供し、製品が要件に対してどのように適合するかを、きちんと検証するとしている。

石井 一志