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コンカー、請求書管理向けの総合サービスを提供 フィリピンのBPOセンターを活用

 株式会社コンカーは10日、請求書管理クラウドサービス「Concur Invoice」を活用し、総合サービスを提供すると発表した。フィリピンのマニラにあるConcur BPOセンターにおいて、約300名の体制で日本語を含めた多言語サービス(日本語、中国語、英語)の運用を開始する。

 このサービスでは、ユーザー企業に届いた請求書情報(ファイル形式、デジタル画像)をメール添付やConcur Invoiceからアップロードといった手段によってConcur BPOセンターへ送ると、Concur Invoiceに搭載されたインテリジェントキャプチャー機能(OCR読取機能)で届いた請求書情報を自動読み取りし、さらにBPOセンターのスタッフがデータ品質を目検、補正作業を行って、入力作業を完了させる。

 こうした作業代行により、コンカーでは、日本企業の間接業務において大きな負荷がかかっている請求書処理を支援し、日本企業の業務負担を軽減するとした。

 あわせてコンカーは、月次締め請求、軽減税率対応、交際費の同席者管理など、Concur Invoiceの日本市場向けの機能強化も同時に実施した。BPOセンターを活用しない場合でも、日本市場向けに強化された新機能などを活用することで、自社内でも請求書管理の高度化を実現できるとしている。

 さらに、出張・経費精算アプリ共有サービスや、株式会社クラビス、Taxback International、株式会社インフォマートといったConcur App Centerパートナー企業の請求書管理対応サービスと連携し、請求書処理の効率化と管理レベルの高度化を支援するとのこと。

石井 一志