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キヤノンITS、標的型攻撃メールを検知するクラウド型セキュリティサービス

 キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は、クラウド型のセキュリティサービス「GUARDIANセキュリティサービス」に「標的型メール検知サービス」を追加し、5月11日から提供を開始する。

「標的型メール検知サービス」概要

 標的型メール検知サービスでは、送信者メールアドレスを偽装したメールや、二重拡張子の実行形式ファイルが添付されたメールなど、標的型攻撃によくみられる手口を検査し、該当したメールの件名に【標的型攻撃メールの恐れあり】と挿入して、メールを配信する。受信者は件名から不審なメールを確認できるようになり、PCのウイルス対策ソフトでは対応困難な“なりすまし”も検知できる。

 サービスは、クラウド型で提供するため、サーバー機器の手配などが不要で、短期間での導入が可能。他のGUARDIANセキュリティサービスと組み合わせることにより、情報漏えい対策や内部統制の強化を行える。

 価格(税別)は、初期費用が1万円、月額費用が1アカウントにつき150円。最低契約数は10アカウント、最低利用契約期間は1年間。キヤノンITSではサービス開始にあたり、新規契約社向けにサービスの初期費用を無料とするキャンペーンを実施する。キャンペーンの実施期間は9月30日申し込み分まで。

三柳 英樹