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ネットワン、米Taniumの端末セキュリティ管理「Tanium Endpoint Platform」を販売開始

 ネットワンシステムズ株式会社(以下、ネットワン)は30日、米Taniumと販売代理店契約を締結し、PCやサーバーなどの端末のセキュリティ脅威をリアルタイムで検出して対処可能なソフトウェア「Tanium Endpoint Platform」の販売を開始した。

 Tanium Endpoint Platformは、PCやサーバーなどの端末の状態を一元的に可視化する端末管理機能と、端末を制御する対処機能で構成されるソフトウェア。数百万大規模の端末の管理にも対応し、可視化・制御にかかる時間を端末同士がリレー方式で情報伝達する独自技術により高速化。脆弱性などセキュリティ脅威が放置されている端末やマルウェアに感染している端末を即座に特定するとともに、その端末を制御して安全な状態に戻すことができる。

 検索エンジンの要領で質問を入力すると即座に該当する端末が検出され、感染端末の隔離、実行中の不審なプロセスの停止、疑わしいアプリケーションのアンインストールなど、多彩な対処が可能。マルウェア検出時の対処のみならず、全端末のセキュリティ状態を確認して一斉にパッチを当てるなど、セキュリティ状態を高度に保つことができる。

 さらに、Palo Alto Networksの次世代ファイアウォールのサンドボックス機能「WildFire」と連携し、WildFireが検知した攻撃の痕跡情報を基に、Tanium Endpoint Platformが自動的に端末を一斉検索といった対処が可能。また、Splunkのログ収集・分析・可視化製品「Splunk Enterprise」とも連携し、Tanium Endpoint Platformで収集した情報をSplunk Enterprise上で分析・可視化することもできる。

 価格は、端末1台あたり年額4900円(税抜)から。主な販売対象は大規模企業で、ネットワンでは初年度3億円の売上を目標とする。

三柳 英樹