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通信暗号化などに対応したオープンソース監視ソフト「Zabbix 3.0」

 ラトビアZabbixは16日、オープンソース監視ソフトウェア「Zabbix」の新版「同 3.0」をリリースすると発表した。通信の暗号化と予測検知機能など、100以上の改善を行っている。

 Zabbixはネットワークやサーバー、その他のITリソースの監視・追跡を行えるオープンソースのモニタリングツール。幅広いアーキテクチャに対応しており、数十万もの機器の監視や、1分間に数百万項目の可用性およびパフォーマンス監視が可能という。

 今回の新版では、Zabbixサーバー、Zabbixプロキシ、ZabbixエージェントといったZabbixモジュール間の通信を暗号化できるようになった。これにより、ローカル環境やクラウド上にあるZabbixサーバーとの通信、分散したされた拠点の一元監視において、セキュアな監視を実現する。

 また、今回追加された予測検知のトリガー関数を利用すると、障害の発生を予測してアラートを上げることが可能。例えば、ストレージの使用量の増加を簡単に分析して、いつ空き容量が枯渇するか予測し、グラフや通知機能によって重要な問題を予防できるとした。

 さらに、Webインターフェイスのデザインが一新され、画面遷移や基本的な操作性は以前のバージョンから踏襲しながらも、より効率的な運用監視が実現できるような機能改善や機能追加を行ったとのこと。作成したグラフ、マップ、スクリーンを複数のユーザー間で共有したり、ダッシュボードからトリガーのイベント情報を表示したりすることも可能だ。

 なおZabbix 3.0は、LTS(Long Term Support)リリースの安定版として5年間サポートが提供され、全下位バージョンのエージェントに対しても互換性を維持しているとのこと。

(石井 一志)