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NEC、地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」を強化

 日本電気株式会社(NEC)は15日、地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」を強化し、拡張サービスとして3月1日より順次提供を開始すると発表した。

 ID-Linkは、地域の病院や診療所といった医療機関に分散されている患者の診療情報を統合し、連携する医療施設などの間で共有するサービス。

 拡張サービスとして提供を開始するのは、クリニックや調剤薬局などが公開する患者情報をID-Linkサービスセンター内に容易かつ安全に保管できる「ストレージサービス」と、患者情報をサマライズ(集約)して表示することで情報共有時の利便性を向上する「リポジトリサービス」の2種類。

 ストレージサービスでは、ID-Linkサービスセンター内に公開情報を保管する環境を提供。公開環境を持たないため情報公開ができなかったクリニックや調剤薬局、介護施設なども、患者情報を公開し、共有することが可能となる。

 リポジトリサービスでは、処方・注射・検査結果・病名などに対して各施設が独自に設定したコードと業界標準のコードとのマッピング作業を行うための「標準コードマッピング機能」、患者の処方履歴や検査結果について時系列やチャートでの表示を可能とする「サマリービュー」機能を提供。2016年4月からは、患者の基本情報(既往歴、アレルギー情報など)や日常生活に関する情報などを集約して患者単位で一覧表示する「フェイスシート」機能の提供も予定する。

 また、自施設内の公開用環境(ID-Linkアプライアンス)については、価格の統一化および低減化を実施。従来価格は、300床以上が1225万円(税別)、300床未満が1025万円(税別)だったが、新標準価格は規模にかかわらず980万円(税別)となる。

(三柳 英樹)