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SansanとDynamics CRMが連携、名刺をスキャンするだけでCRMの顧客データベースを構築可能に

オープン化したSansan APIを活用

 Sansan株式会社と日本マイクロソフト株式会社は6日、CRMアプリケーション「Microsoft Dynamics CRM」向けに、Sansanの法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」との連携を実現する「Sansan コネクタ for Dynamics CRM」を提供開始すると発表した。Dynamics CRMは、オンプレミス(自社設置)型だけでなく、クラウド型CRMサービス「Microsoft Dynamics CRM Online」にも対応する。

 「Sansan コネクタ for Dynamics CRM」は、2015年10月に公開された「Sansan」のAPIを活用し、Dynamics CRMとの連携を実現するソリューション。SansanとDynamics CRMの双方を利用している企業は、名刺をスキャンするだけで名刺情報をDynamics CRMの顧客マスタに取り込めるようになるため、営業担当者による顧客情報の入力負荷を軽減できるという。また、網羅的な顧客データベースを会社組織全体で管理できる状態になることから、提案もれなどによる営業機会の損失を防ぎ、営業の機動力を強化可能になるとした。

 なおSansanと日本マイクロソフトでは、共同で販売活動を実施する予定で、このソリューションの導入展開をサポートするパートナー企業の誘致とトレーニングを行うほか、法人顧客向けのマーケティング活動も展開する計画。初年度50法人以上への導入を目標としている。

石井 一志