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荏原エリオットがOracle EBS導入、プライベートクラウド環境で個別受注型生産管理システムを統合

 日本オラクル株式会社は24日、ターボ機械専業メーカーの株式会社荏原エリオットが、業務アプリケーション「Oracle E-Business Suite(EBS)」を導入し、プライベートクラウド環境で、グループ企業の個別受注型生産管理システムを統合したと発表した。

 荏原エリオットは従来、親会社が個別に開発した生産管理・購買・販売・会計システムを利用していたが、個々のシステムでは、月次のバッチ処理や分析のためにデータの集計作業が必要となったほか、多通貨に対応しておらず、リアルタイムでのデータ活用ができない環境だったという。また既存システムは、個別受注に関する機能しか持っていなかったため、部品などの標準在庫品の受注処理に負荷がかかっていたとのこと。

 しかし、荏原エリオットを傘下に置く全世界のエリオットグループと業務統合する上で、グローバル化を支援し、統合・管理するだけでなく、各社のデータを戦略的に活用できるITシステムが必要とされていたことから、システムの刷新を決定した。

 Oracle EBSを採用した大きな理由は、多通貨・多言語に対応しグローバルでのサポート体制が充実していること、また、米国Elliottで導入済みのテンプレートを展開可能であったことの2つ。またソースコードが公開されており、かつ標準化されているので、データ分析が容易であることも評価の対象となった。

 荏原エリオットではこの導入によって、決算のIFRS対応が可能になったほか、単体では決算処理が30%に短縮されるなど、決算早期化も同時に実現している。加えて、クラウド環境において約500社のサプライヤーを管理するiSupplierポータルにより、見積もりの依頼・回答の履歴が残るため、購買業務の可視化および複数の仕入れ先への見積もり依頼・回答の一括処理など効率化を実現したとしている。

(石井 一志)