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TalendがNECとOEM契約、案件の大型化や複雑化に対応

 Talend株式会社は2日、日本電気株式会社(NEC)とOEM契約を締結したと発表した。

 Talendが提供するオープンソースのデータ統合ツール「Talend」は、各種データベースやアプリケーションなどと接続するためのコンポーネントを900以上持ち、オンプレミス、クラウドにかかわらずさまざまなデータソースとの連携が可能。こうした特長を生かして、データベース、ビジネス分析ツールなどと組み合わせることにより、データに付加価値を与え、ユーザーのビジネスの拡大に貢献できるという。

 現在、一般企業、特に中堅から大規模企業で、新規ビジネスでのクラウド活用や社内既存システムのクラウド移行の需要が増加しているほか、在庫の適正化やダイナミックプライシングなどの最適価格のリアルタイム適用など、企業経営におけるビッグデータ活用のニーズが急増。迅速なクラウドへの移行を可能にするデータ連携ツールの重要性が増加していることから、Talend製品に関しても市場における案件数の増加、大型化が顕著になっているとのこと。

 そこでTalendでは、販売網の強化や、複雑化する案件に対応可能なパートナーの増強を図るため、NECとOEM契約を締結したという。これにより、大型化する案件への対応が可能になったほか、Talendの新機能であるリアルタイムビックデータ統合を活用した、新しいビッグデータ市場への積極的な進出を期待するとした。

石井 一志