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AdobeとDropboxが提携、Acrobat/ReaderからDropbox上のPDFを直接開く機能などを提供

 米Adobe Systemsと米Dropboxは13日、両社の提携を発表した。モバイル機器、デスクトップPC、ウェブ上で利用可能なアプリケーションとサービスを統合し、PDF形式で保存されている文書や情報へのより迅速かつシームレスなアクセスを提供するとしている。

 提携により、Windows向けおよびMac向けのAdobe AcrobatおよびAdobe Readerの最新バージョンでは、Dropboxアカウントの追加が可能になり、ソフトから直接Dropboxに保存されたPDFファイルを開くことができるようになる。

 今後数カ月以内には、iOS向けのAdobe Readerアプリで、Dropboxに保存されているPDFに注釈やコメントを追加できる機能を搭載。Android向けアプリについても、2016年内に機能を提供開始する。

 AdobeとDropboxでは、現在、Dropboxには180億以上のPDFファイルが保存されており、PDFはDropboxで最も一般的なビジネスファイル形式で、多くのユーザーにとって作業を行う上で欠かせないものになっていると説明。こうしたことから、簡単な操作でDropbox上のPDFファイルを使った共同作業ができるよう、提携に至ったとしている。

 また、Adobeでは、「Adobe Document Cloud」のデジタルサインサービスに、ワークフローの自動化や電子署名に関する新機能を追加。ワークフローの自動化機能として、ドラッグ&ドロップで操作するWorkflow Designerにより、わかりやすいワークフローテンプレートを作成し、一貫した手順でサインを依頼、回収できるようにした。電子署名については、EUや規制産業で求められる高度な署名要件に準拠した電子署名がサービスに組み込まれた。モバイルアプリの「Adobe eSign Manager DC」には、エンタープライズモバイル管理(EMM)への対応や、手書きした署名をカメラで撮影して書類に用いる署名として使用できるSignature Captuerなどの機能を追加した。

 パートナーであるWorkday、Salesforce、Aribaのソリューションとの統合も拡大。これにより企業は、既存の人事、販売、調達、法務のシステムに、簡単にデジタルサイン機能を追加できるようになる。

(三柳 英樹)