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明電舎、ウェブサイトの構築・運用基盤に「NOREN」を採用

 株式会社のれんは25日、ウェブコンテンツマネジメントシステム(CMS)の「NOREN Content Server(以下、NOREN)」が、株式会社明電舎のウェブサイト構築・運用基盤として採用されたと発表した。

 明電舎では、コーポーレートサイトに関しては製品部門ごとに独自のサイトを立ち上げていたため、全体としてデザインやコンテンツの見せ方にばらつきが生じていたことや、顧客に対し多面的な情報提供ができていなかったことが課題となっていた。また、ウェブページの制作を外注していたため、コンテンツの迅速な更新が困難となっていたことや、人手によるウェブサイト運用に限界を感じており、取扱製品やサービスの数に合わせた情報の充実化と作業負荷の軽減のために、ウェブサイト運用の効率化が求められていた。

 明電舎ではこれらの課題を解決するために、CMSの導入を検討し、NORENの採用を決定した。採用にあたっては、コンテンツ制作から情報配信まで現場で運用したいという要求がNORENの機能で実現できたことや、大規模運用での実績、約550社に採用されているという信頼性、今後のグループ展開などを見据えた拡張性と大規模展開に適したライセンス体系、ワールドワイドへの展開を可能とする多言語対応が評価されたという。

 NORENで構築したウェブサイトは、2015年のリニューアル以降、タイムリーなウェブサイトの更新と情報の最新化を実現するとともに、各製品部門で独自に管理していたサイトの統合化により、デザインの共通化やコンテンツのパーツ管理が可能になり運用の効率化を実現。ウェブサイトの運用・管理の未経験者でも容易に更新が可能になり、ウェブサイトの各ページの主管を明確にすることで、ウェブを営業ツールと捉え活用していくという意識が定着し、更新の滞らないウェブサイト運営を実現したとしている。

 また、2015年のリニューアルにより、日本語、英語、中国語の3カ国語への対応が完了。今後はドイツ語への対応や、グループ会社や海外現地法人の約40社にもNORENによるウェブサイト管理を展開していく予定。

三柳 英樹