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NTT東日本、オフィス向けクラウドサイネージ「ギガらくサイネージ」

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は、オフィス向けクラウドサイネージサービス「ギガらくサイネージ」を、8月25日より受付開始すると発表した。9月1日より提供開始する。

 「ギガらくサイネージ」は、クラウドを利用して情報を一括管理・配信することで、オフィス内やロケーション間で情報共有の円滑化を図る、オフィス向けクラウドサイネージサービス。Wi-Fi対応のセットトップボックス(以下、STB)や、専用アプリを搭載したタブレット端末により、映像・画像を活用したコンテンツやさまざまな情報をディスプレイに表示できるようにする。

 コンテンツマネジメントシステム(CMS)でコンテンツの管理・編集、配信スケジュールの設定、STBやタブレット端末の管理を行え、複数端末の同時設定も可能なため、複数拠点への一斉周知・連絡を簡単に行えるという。また、PowerPointに専用のアドインを追加すると、普段オフィスで利用している資料をワンクリックでコンテンツ化し、クラウドサーバーにアップできるとのこと。

 これにより、「メールを送っても見てもらえない」「掲示板に古い情報が残っている」「掲示物の張り替えが面倒」「複数拠点への周知にタイムラグが生じる」など、オフィスで起こる情報共有に関する課題を解決可能。また、オフィスでの情報発信に限らず、ビルのエントランスや病院の待合室でのインフォメーション、工場の安全スローガン、ドライバーの詰め所における安全運転の啓発、不動産の物件案内、公共施設における観光案内など、さまざまな用途でも活用できるとした。

 なお、アプリやSTB、タブレット端末のほか、ネットワーク環境も含めてワンストップで提供・サポートする点も強みとのことだ。

 1端末あたりの価格は、STBを利用して動画を表示する「動画プラン」が3980円、静止画を表示する「静止画プラン」が2980円。また、以前から提供しているタブレット端末を利用した「ラクPOPボード」は、「タブレットプラン」へ名称を変更してそのまま提供を継続する。こちらは1端末あたり2000円。各プランとも初期費用は不要だが、別途インターネット接続環境が必要になる。

 なおNTT東日本は、自社ブランドでのサービス提供を希望するパートナーに、このサービスをOEMで提供する。

石井 一志