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SAP ERPとConcur Expenseのデータ連携ツール、クレスコ・イー・ソリューションが10月より販売

 クレスコ・イー・ソリューション株式会社は、SAPジャパン株式会社のERP製品「SAP ERP」と、株式会社コンカーの経費精算クラウドサービス「Concur Expense」とのデータ連携ツール「ConnectPlus for CONCUR Expense」(開発元:株式会社エス・アイ・サービス)を、10月1日から販売開始する。

 ConnectPlus for CONCUR Expenseは、ノンプログラミングでSAP ERPとConcur Expenseの連携を可能にするツール。通常、両者を連携して利用する場合は、ユーザー側でデータ連携機能を開発する必要があるが、ConnectPlus for CONCUR Expenseを利用すると、プログラミングを行わずに、初期設定だけでシステム間のデータ連携が可能になる。

 具体的には、SAP ERP標準機能を利用した伝票登録、マスタデータ抽出を行う「SAP ERP標準機能接続」、Concur Expenseから受信したデータをSAP ERP伝票登録に必要なデータに変換する「データマッピング/マスタ変換」、マスタ更新に利用するマスタ変換用のExcelツール「マスタ作成ツール」といった機能を搭載。SAP ERPとConcur Expenseとのデータ送受信時には、暗号化したデータでファイル転送を実施するため、セキュリティ面も確保されているとのこと。

 なおクレスコ・イー・ソリューションでは、ConnectPlus for CONCUR Expenseの販売開始を機に、顧客のConcur Expense導入プロジェクトの支援サービスも拡充する予定だ。

石井 一志