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ファイル共有サービス「Oracle Documents Cloud」、モバイル端末での利便性が向上

 日本オラクル株式会社は5日、PaaSを中心としたクラウドサービス「Oracle Cloud Platform」において、クラウド型ファイル共有サービス「Oracle Documents Cloud Service」の機能拡張を発表した。タブレットやスマートフォンなどモバイル端末での利便性を向上させたという。

 Oracle Documents Cloud Serviceは、高いセキュリティとアプリケーション連携を特徴とするクラウド型ファイル共有サービス。豊富なREST APIが提供されており、追加の課金なしに「Oracle Marketing Cloud」や「Oracle Service Cloud」などをはじめとする日本オラクルのSaaSや他社製アプリケーションとの連携、組み込みに対応する。

 今回の機能強化では、まず、iPad専用アプリ「Oracle Documents Presenter」を追加した。Oracle Documents Cloud Serviceで保管されるPowerPointやPDF形式の資料、画像・動画などのリッチコンテンツをプレゼンテーション形式で表示できるほか、プレゼンテーションの内容にあわせた背景画像やフォルダ、アイコンのカスタマイズを行える。

 また、Oracle Documents Cloud ServiceやOracle Documents Presenterを起動する際に、iPhoneやiPadに搭載されている指紋認証テクノロジー「Touch ID」による認証を設定できるようにした。

 さらに、マルチアカウントに対応したことで、複数のOracle Documents Cloud Serviceアカウントを一元管理し、フォルダの同期管理を複数アカウントから選択できるようになった。このほか、Androidタブレット向けOffice 365から、Oracle Documents Cloud Serviceのファイルへのアクセスが可能になっている。

 価格は、1ユーザーあたり月額1630円(税別)からで、最小25ユーザーより利用できる。

石井 一志