IIJグローバル、法人向けマネージド無線LANサービス「@WiFi」提供開始

　株式会社IIJグローバルソリューションズは5日、クラウドを活用したマネージド無線LANサービス「@WiFi（アットワイファイ）」を9月1日に提供開始すると発表した。

　無線LAN環境を導入する企業向けに、必要な機器の調達から構築、導入後の運用管理までをワンストップで提供するサービス。IIJグローバルが顧客に代わって、無線LANアクセスポイントの認証や設定などをクラウド上で集中管理する。顧客企業は、機器をLANに接続するだけで無線LAN環境が利用でき、初期コストや運用保守の負担を軽減できる。

サービスの利用イメージ

　無線LANアクセスポイントをインターネット接続されたLANケーブルにつなぐと、クラウド側から設定情報が自動的にダウンロードされる。設定情報はクラウド上で管理されるため、利用開始後のソフトウェアの更新や設定情報の更新はオンサイトで作業する必要がなく、運用管理の工数が軽減される。

　機器やソフトウェア、運用保守を含めた月額利用のサービスとして提供。資産管理が不要なため低コストでスモールスタートし、規模に応じて無線LAN環境を拡張できる。

　サービスタイプは、利用用途や設置場所の条件に合わせた2種類から選択可能。

　「Type-M」は、Ciscoのクラウドコントローラ型ネットワークソリューション「Meraki」製品群を採用。Facebookを活用した顧客獲得ツール機能（Facebook Wi-Fi）などが利用でき、Wi-Fiサービスをマーケティングツールとして活用できる。また、専用の給電スイッチを併せて利用することで、電源工事の難しい設置環境においても導入できる。月額利用料金（税別）は3860円～。最低利用期間は24カ月。

　「Type-S」は、IIJが独自開発したクラウドベースのサービスアダプタ「SA-W1」を採用。月額料金を抑えながら、セキュアな高速無線LAN環境を利用できる。月額利用料金（税別）は2500円程度～で、10月下旬提供開始予定。最低利用期間は1カ月。