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ぷらっとホーム、IoTシステムの構築に適した3G対応マイクロサーバー「OpenBlocks IoT BX3」

 ぷらっとホーム株式会社は29日、ソフトバンクの3G回線に対応した超小型IoTサーバー「OpenBlocks IoT BX3」を発表した。10月の出荷開始を予定している。

 「OpenBlocks IoT BX3」は、従来製品「OpenBlocks IoT BX1」をベースに、新たにソフトバンクの3G回線に対応したモデル。3G通信機能を搭載しているため、面倒なケーブリングから開放され、あらゆる場所から上位ネットワークとの通信を行うことができる。

 3Gアンテナも本体に内蔵し、わずか41.6×96×11.3mmのサイズで、あらゆる場所・環境に設置可能。また、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信に対応するほか、RS-485、RS-232C、GPIO、Ethernetなどの有線インターフェイスにも、オプションケーブルをつなぐことで接続できるという。

 CPUは、22nmプロセスに基づくインテルのSoC(Atom 8482)で、1GBメモリ、4GBのフラッシュを搭載する。OSは、フルパッケージのDebian GNU/Linuxを採用し、アプリケーションの容易な実装に対応するとのこと。

 ぷらっとホームでは、各種センサーと上位ネットワークを中継するIoTゲートウェイ、エッジサイドで計算能力を提供するフォグコンピューティングや機械学習ノード、多数のセンサーをインターネットへつなぐM2M/IoTルーターなどに向くとしており、これらの分野に製品を訴求していく考えだ。

石井 一志