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SBT、データ可視化・探索ソフト「Qlik Sense」を販売開始

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下、SBT)は24日、クリックテック・ジャパン株式会社のセルフサービス型データ可視化およびデータ探索製品「Qlik Sense」を販売開始すると発表した。

 Qlik Senseは、大量データ処理でも高速に動作し、独自の連想技術により直観的な分析を行えるインメモリ分析プラットフォーム「QlikView」のコンセプトはそのままに、ユーザーインターフェイスなどを一新した製品。現場の担当者がデータから容易に気づきを得られるプラットフォームとして、より使いやすいインターフェイスを提供するという。

 これまでは、専門家が分析するために必要なデータを整理した後、分析手法を検討し、IT部門が開発を行う必要があったが、Qlik Senseでは、ユーザー自身がグラフ軸や集計値をライブラリから選択し、ドラッグ&ドロップで簡単に分析画面を作成できる。

 ユーザーが選択するライブラリは、管理者が「ユーザーごとに」「どのデバイスから」「どの情報にアクセスできるか」といったセキュリティルールに従って表示される。ライブラリに登録する情報資産へのアクセスを制御することで、適切な情報のみにアクセスさせることができるほか、一元管理された共通のライブラリを使用することで、組織全体でのデータおよび分析の一貫性と、精度の向上を実現するとした。

 また、シンプルな操作性で直観的な分析が可能なことに加えて、インメモリで高速処理を行うので、大量データでも迅速に分析画面が表示できる点がメリット。このほか、PC、スマートフォン、タブレット端末など、デバイスにあわせたサイズ表示やレイアウト変換が可能なマルチデバイス対応、検索文字列を入力するだけで、データ同士の関連性から、自動的にさまざまな情報をひも付けて表示するSmart Searchといった機能も備えている。

分析レポートの作成イメージ

石井 一志