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NECが自動検品ソリューション開発、立体物の商品を画像認識と重量で判別

 日本電気株式会社(NEC)は、立体物の商品を画像認識技術によって自動検品するためのソリューションを開発し、23日より販売を開始した。NECでは業界初の技術としている。価格は5000万円(税別)から。2015年第4四半期より提供する予定。

 今回開発された「画像・重量検品ソリューション」では、カメラで捉えた商品の映像と、あらかじめ登録した商品画像を照合することにより、品目や数量を瞬時に判定。パンフレットやマニュアルといった平面物だけでなく、食品・飲料品・医薬品など立体物の複数商品を一括で検品できるとしている。また、重量計による判別もあわせて行われる。

 画像認識にあたっては、一部の隠れ・はみ出し・反射・傾斜・湾曲があっても判定可能という。画像認識に適さない商品については、差異部分をチェックポイントとして別途表示することにより、目視検品をサポートする。

 商品検品の業務は、バーコード読み取りや人手による目視確認が欠かせなかったが、新ソリューションによって大幅に効率化ができるとしている。9月8日~9日開催の「ロジスティクスソリューションフェア2015」(東京ビッグサイト)では新ソリューションを展示する。

森田 秀一