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ネットアップ、企業向けオールフラッシュストレージ「NetApp AFF 8000シリーズ」

 ネットアップ株式会社は24日、オールフラッシュストレージの新しい製品ライン「NetApp AFF(All Flash FAS) 8000シリーズ」を発表した。

 「AFF 8000シリーズ」は、企業が導入しやすいような機能を備えているオールフラッシュストレージで、組み込み型のデータ保護機能、マルチプロトコル対応、スケールアウト型のパフォーマンス、フラッシュ/ディスク/クラウド間でのスムーズなデータの移動、といった特徴を持つ。また、QoS、マルチテナント、アプリケーション統合の機能により、SQL ServerやOracle Database、仮想サーバー、仮想デスクトップなどのワークロードに向けた、設定・管理を簡素化するという。

 OSには、フラッシュのパフォーマンスとデータ効率性を向上した最新OS「NetApp Data ONTAP FlashEssentials」を搭載。フラッシュに特化した読み込み処理の最適化やインライン圧縮、連続したゼロの重複排除などにより、ストレージのパフォーマンスを最大化する。なお同OSは、ネットアップストレージに共通したOS「clustered Data ONTAP」の一部として提供されるとのこと。

 さらに、同時に提供される管理ツールの新版「NetApp OnCommand Performance Manager 2.0」では、包括的なダッシュボードを通じて、システムの最適な運用に向けたパフォーマンスの確認やトラブルシューティングを自動化できる。

 ラインアップには、容量の異なる4つのモデル「NetApp AFF 8020(5TB)」「同 8040(10TB)」「同 8060(20TB)」「同 8080(40TB)」を用意する。参考価格は、最小構成で1300万円(税別)から。また、単独の製品としてだけでなく、事前検証済みの統合インフラ「FlexPod」構成でも購入できる。

 またネットアップでは、プロフェッショナルサービスにより、パフォーマンスの高いフラッシュに適したワークロードの特定や、NetApp AFFシステムへの投資を最適化するためのサポートも提供。NetApp SupportEdgeでは、AFFシステム向けに、初年度から7年間の保守契約を利用できるとした。

 加えて同社は、認定パートナーや顧客が、社内ワークロードで高パフォーマンスなオールフラッシュを利用した場合の効果を評価するための、無料トライアル製品も用意している。

石井 一志