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ファーストサーバ、クラウド型レンタルサーバー「Zenlogicホスティング」のディスク容量を2TBまで拡張可能に

 ファーストサーバ株式会社は3日、中小企業向けのクラウド型レンタルサーバー「Zenlogicホスティング」において、ディスク総容量を最大で2TBまで拡張できるオプションサービスを発表した。同日より提供を開始する。

 「Zenlogic ホスティング」は、ユーザーごとの仮想専用環境でWebやメールを利用できるホスティングサービス。OpenStackをベースに開発されたYahoo! JAPANのIaaS基盤をインフラとして利用しており、レンタルサーバーの手軽さ、使いやすさ、価格を受け継ぎつつ、より安定した環境で利用できるようにしている。

 今回は、「ディスク容量追加オプション」を利用することによって、ディスク容量を最大2TBまで拡張できるようにした。

 一般的なレンタルサーバーでは、大容量のディスクを利用する場合、サーバー筐体の物理的な制約を受け、CPUやメモリに高い性能が必要でなくても、高性能・高価格な専用サーバーを導入しなければならないケースがあるという。しかし「Zenlogicホスティング」は、サービス提供基盤にクラウドを採用していることから、ディスク容量とCPUやメモリのリソースを個別に設定可能なメリットがあるとのこと。

 具体的には、管理画面からディスク容量だけを10GB単位で拡張でき、設計図や画像といった大容量データの保管・共有や、メールデータの蓄積など、ディスク容量だけを大量に追加したいニーズに応えられる。

 「ディスク容量追加オプション」の価格(税別)は、1カ月契約の場合で10GBあたり100円/月、12カ月契約の場合で10GBあたり90円/月。

石井 一志