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富士通SSL、A10ネットワークスのADC製品「Thunder ADC」を販売

 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は28日、A10ネットワークス株式会社のアプリケーション・デリバリ・コントローラ(ADC)製品「Thunder ADC」を、同日より販売開始すると発表した。

 「Thunder ADC」は、アプリケーションの情報を分析しトラフィックを柔軟に振り分けるロードバランシング機能や、ユーザーの居場所やサイトの稼働状況を総合的に判断し適切に振り分けるGSLB(Global Server Load Balancing)などを提供するADC製品。また、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)やDDoS防御などのセキュリティ機能も標準搭載しており、専用の機器を用意することなく、複雑化したサイバー攻撃からサーバーを保護できるという。

 富士通SSLでは、従来の取り扱い製品であるWAF「Barracuda Web Application Firewall」や不正侵入検知・防御アプライアンス「IBM Security Network Intrusion Prevention
System」など、さまざまなセキュリティ製品と「Thunder ADC」を組み合わせることで、未知の巧妙な脅威にも対応できる、安全なネットワーク環境の提供を目指すとのこと。

 また、「Thunder ADC」をはじめ連携するセキュリティ製品を24時間365日運用代行する「マネージド・セキュリティサービス(MSS)」とあわせ、日々の運用を含め、ネットワーク環境をトータルにサポートするとしている。

 販売価格(税別)は、「Thunder 930 ADC」が189万9000円、「Thunder 1030S ADC」が349万9000円、「Thunder 3030S ADC」が579万9000円で、別途、導入費用と保守費用が必要になる。なお富士通SSLでは、3年間で5億円の販売を目標としている。

石井 一志