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主婦向けクラウドソーシング「シュフティ」がAPI公開

 主婦向けクラウドソーシングサービス「シュフティ」を運営する株式会社うるるは20日、企業の基幹事業などでのクラウドソーシング活用の拡大に向け、シュフティのAPIを公開した。

 API公開の背景について、うるるはこう説明する。

 「シュフティでは主婦を中心としたユーザー登録が月間約1万人で急増している。また、営業事務のサポートなど小ロットで在宅ワーカーにお仕事を依頼する機会が増え、企業の規模によらず、自社サービス基幹部分のデータベース構築などでクラウドソーシングを通じて発注する企業も増えてきた。しかし、企業が大量のお仕事を個別の在宅ワーカーに依頼する場合、発注人数が多くなると、見積・確認・発注・納品・評価などのコミュニケーションが個々に発生し、管理が難しくなっていたため、企業の担当者の負担を軽減する仕組みが求められていた」。

 「今回のAPI公開により、各社のシステムと在宅ワーカーへの発注・納品・検収を行うシュフティシステムが連携し、各社のワークフローに合わせた簡潔な受発注の導線作りや、多数の材湧くワーカーとの煩雑なコミュニケーションを一括化できるようになるので、より簡単に大量の案件を管理できる」。

 APIを通じて、会員登録・仕事登録・見積り選定・ 業務連絡・納品チェック・支払いといった各プロセスを自社システムと連携させ、自社ワークフローの中で管理可能になるのがメリット。連携を推奨する取引規模は、毎月数十万単位での発注を行っている企業や、20~30名以上の材湧くワーカーとの寿は中が定常的に発生する企業など。

 シュフティは、2007年にサービスを開始した主婦向けクラウドソーシングサービス。再就職をめざす主婦や、育児中でも社会と繋がるために事務職などで働きたい主婦が、PCやスマートフォンを使って「クラウド事務職」として働ける。この数年は、自治体の一人親支援事業などで在宅ワークの啓発普及に努めたほか、2014年には在宅ワークお仕事スマホアプリ「シュフティ(iOS・Android)」や、リアルな物品納品の内職マッチングができる「内職機能」をリリース。「サグーワークス」との連携なども行っている。

川島 弘之