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東京電力が「Exadata」導入、スマートメーターの高速データ処理に

 日本オラクル株式会社は11日、東京電力株式会社がスマートメーターから取得するデータの高速処理基盤に「Oracle Exadata Database Machine(以下、Exadata)」を採用し、稼働を開始したと発表した

 東京電力は現在、スマートメーターの導入に積極的に取り組んでいる。電気料金メニューの多様化や社会全体の省エネへの寄与、電力供給における将来的な設備投資の抑制などが期待されており、2014年4月から導入を開始し、2020年には2700万台に達する見込みとなっている。

 これらスマートメーターから取得する検針値などのデータを収集管理する新しいIT基盤として、スマートメーター運用管理システムの構築を決定。その高速データ処理基盤として、Exadataを採用した。

 2015年2月1日から東京電力多磨支店サービスエリアのスマートメーター約14万台を対象に新システムの稼働を開始し、段階的に拡大中。拡張性の高いスマートメーター基盤を実現したことで、今後は顧客の使用形態に応じた多様な料金メニューの設定や、よりきめ細かな省エネ支援などを通じて、電力料金の負担軽減や暮らしに役立つサービス提供などに取り組む予定としている。

川島 弘之